自宅テレワーク環境について(Stay Home)
■自宅テレワーク環境について
最近ブログをさぼり気味だったので、新型コロナウイルスの影響で、2月から現在(5月末)までテレワークした状況についてまとめてみました。似たような話をVMUGのオンラインミーティングで話しています。
興味のある方は、VMUGのオンラインミーティングへの参加もしてみてください。
www.vmug.com
■VDI、オンライン会議を活用したテレワーク環境例
VDI、オンライン会議を活用したテレワーク環境例はこんなイメージです。
・自宅から会社のVDI環境へアクセス。(通常PCと同じような利用)
・会議資料などの共有のため、VDIからオンライン会議に参加
・オンライン会議の音声、カメラは、スマホやタブレットを活用
■自宅のテレワーク環境
私の自宅のテレワーク環境はこんな感じです。2画面目はウルトラワイドディスプレイなので、画面サイズの不満は特にないです。
機器 | 用途 |
---|---|
VDI | 社内システムや各種セキュリティ対策として、自社のVDIを利用。こちらはコロナ前からずっとこの環境で使用しています。 |
USBシンクラ | BYODで自宅PCからUSB bootする。端末を利用しています。 |
iPad(iPohne) | ZoomやTeamsのカメラや音声用として利用。 |
■オンライン会議の流れ
私はこんな感じでオンライン会議をしています。
VDIだと、VMware Horizon やCitrixと連携したオンライン会議の利用方法があります。私も以前はかなり頑張って使っていましたが、かなり頑張る必要があります。
これから多様なオンライン会議の仕組みが増えていく可能性が高いため、PCやVDIを無理に使うオンライン会議はやめて、スマホやタブレットを活用する方が世の中の変化には対応しやすいと思います。
■テレワークと出社の割合
上記のような環境で、ここ数か月こんな頻度でテレワークをしました。
年月 | 勤務状況 |
---|---|
2020/2 | 週1,2回テレワーク |
2020/3 | 半分以上テレワーク |
2020/4 | 2日だけ出社、残りテレワーク |
2020/5 | 完全テレワーク |
2020/6 | 完全テレワーク(予定) |
■完全テレワークの業務影響
完全テレワークでも「全く問題なく業務遂行」できています。そのため、6月以降も完全テレワーク継続予定です。
逆に余計な仕事が減り、生産性は上がっていると思います。
実務影響がなく完全テレワーク出来ている理由としては、次の2つと思います。
・東京オリンピックの対応もあり、会社としてテレワークを推奨し環境の整備も進められていた。
・テレワークに不慣れな部下や協力会社さんのフォローを2月、3月に実施した。
私個人の業務としては2月から完全テレワークでも問題なかったですが、テレワークに不慣れたメンバーに対し2月、3月手厚いフォローをしました。
こちらが功をそうしたのか、私の管理している約30名ほどは緊急事態宣言後以降、全員完全テレワークで業務遂行できています。
■テレワークのメリット
平時であれば「時間の有効活用」や「オフィス利用料の削減」などのメリットがあると思います。
ただ、今回の新型コロナ過では、「感染リスクを限りなくゼロに近づけられた」ことは精神衛生上、非常に良かったです。いままで一番会社や社長に感謝しています。
また、花粉症の時期にまるっとテレワーク出来たので、薬もかなり少ない量で済み、非常に助かりました。来年以降もこの時期はテレワークを主としたいです。
■テレワークのデメリット、気になったこと
テレワークが常態化した今、改めて振り返っても、完全テレワークのデメリットはほぼないです。
ただ、生活スタイルの変化に合わせて、対策したこともあり、その辺をまとめます。
〇集中できないときがあった
テレワーク当初ご近所の騒音がかなり気になりました。特に学校が休校になったこともあり、ご近所のお母さま方がお子さんを叱っている声(怒号)が集中を妨げました。
対策:こちらはイヤホンを使い、音楽 or 会議音声で集中できるようになりました。
〇業務とプライベートの気持ちの切り替えが難しい
一日中、自室の同じ位置にいます。趣味も兼ねたスペースを使っているため、プライベートとの切り分けが、気持ち的に難しかったです。
対策:強制的に別の場所で仕事以外に向き合う時間を作りました。久しぶりに自分用のゲームソフトを買ったり、庭や自宅の掃除やリフォームなど
〇体調面の変化
デスクワークの姿勢や運動不足により、肩こりが激しくなったり、寝つきが悪かったり、体重増(1か月で+4.5kg)がありました。
対策:毎朝30分~60分の散歩。定期的な肩や首回りのストレッチで、肩こり、睡眠は解消。体重の増加は無くなりましたが、ダイエットまでは出来ていないです。
■VMUGで聞いた各社会社のテレワーク状況
VMUGでは、2020/4~週1程度でオンラインミーティングを開催しています。その際、各社のテレワーク状況について、聞いた話を簡単にまとめてみました。
〇IT企業系
大小関わらず、IT企業系の方は、テレワークが推進されていたようで、多少トラブルはありつつも、業務自体は遂行できているのかなと思いました。※派遣や請負メインの会社さんは、業務先に合わせる。
〇テレワークを推進していたユーザー企業
テレワークに関して準備していた企業は強いと思いました。基本的には、実績の取れている環境を更に規模拡大する話が多かったです。
「社外回線の強化」、「VDIの拡大、リソース増強」、「デバイス関連の強化(シンクラ端末、スマホ、タブレットの活用など)」など
〇テレワークを推進していなかったユーザー企業
まずは「社外からイントラへのアクセス」の仕組みを検討されているところが多かったです。ただ、「どこからを手を付けて良いかわからない」という会社もあったようです。
VMUGでは、そういった悩みにも、同じユーザー企業の立場で、アドバイスがもらえるのもいいところだなと思いました。
VMUGということで、VDIやDaaS の新規導入について話題は出ましたが、4月、5月の段階では新規導入の検討を始めた話は聞こえなかったです。
背景を推測すると、「利用開始までの期間やコストの影響」、「在宅ワークで大きなシステム導入の検討が進められない」などがあるのかな?と思いました。
ただし、導入済み企業は、皆さん、さらに利用を拡大されていますので、新型コロナの影響で、働き方自体が大きく変わりそこにVDI、DaaSが活用されるシーンはもっと増えてくると感じました。
VMUGのオンラインミーティングでは、テレワークの話だけでなく、最新のvSphere7やK8Sの話題も出ています。
VMUG.COMから参加可能ですので、お気軽にご参加ください。